スペシャル連載コラム Worx Tark Column by Yuichi Nakamura
Vol.05

見つかったら確実に狙われます。

2022/04/01 update

間違った安心材料で油断しないでください。

Case.1自宅シャッター内

シャッターの錠前にサイレンは接続されていますか?
クルマのキーをピッキングで開ける犯人が、ガレージのシャッターを開けられないはずがありません。

開閉リモコンに電波ジャック防止機能は付いていますか?
無ければ開けて入るのは朝飯前です。青空駐車場と何ら変わりはありません。

自宅シャッター内

パレット式パーキングはもっと危ないです。偽名で別のパレットを借りてキーと暗唱番号をゲット。利用者のふりをしてターゲットのパレットを呼び出してしまいます。外から見えなくても入出庫の際に見つかったら最後、狙われてしまいます…。

Case.2防犯カメラ

録画映像を確認したところで、エンジンを掛けて速やかに逃げ去るマスクをした犯人の姿が見られるだけです。映像を警察に届けたら、クルマを無傷で取り戻して貰えるとお考えですか?犯人の顔も特定できず、走り去った方向が分かる程度でしかありません。

逃走後3分でナンバープレートは付け替えられてしまうので、町の防犯カメラも役に立ちません。情報拡散したところでナンバーの違う車両になってしまうと手がかりはほぼ見つかりません。

防犯カメラも役に立ちません

多少ウイングの形が違ったり、ステッカーが貼ってあっても、全く見付けるための材料にはなりません。終わりです。常にモニターを見張っているのでなければ、防犯カメラは全く抑止効果がありません。

Case.3車両保険

最大いくらまで降りるか保険屋さんに聞いてみて下さい。大事にしてきた愛車とは別のクルマでもよければ買い直せるかも知れません。ただし、現在のスポーツカーを中心とした中古車相場は1日単位で値上がりしています。それも急速に。簡単に同等レベルの車両は見つかりません。ましてや限定車両や限定パーツは二度と手に入らない可能性が高いです。

お金で取り戻せないからこそ守って欲しい。それがWORXの願いです。

Case.4アラームを装着した

相場が高騰した今となっては、窃盗犯はサイレンが鳴るくらいでは諦めなくなってきています。鳴りっぱなしのままボンネットを開けてサイレンを引きちぎったケースを見てきました。

第二のサイレン、そしてバッテリーを外されても鳴らすための内蔵バッテリーは絶対に必要です。それでも雨の日などはサイレンがよく聞こえないこともあります。自宅に居ればサイレンで気づいて駆けつけられますが、買い物に行く、旅行に出るなど家を空ける日もあるでしょう。そこでクルマが移動されたことが通知されるシステムも必要になってきます。

あなたのカーセキュリティはここまで徹底していますか?

仮にクルマが見つかっても、壊された部品が廃番で直せない。

壊された部品

エンジンキーのシリンダーや、ブランクキーなど手に入らない部品が増えてきたGT-R。盗む際に雑に壊されると元には戻せないことも多くなってきました。

転ばぬ先の杖として、セキュリティ対策は万全になさることをおすすめします。

どう対策するか。

カーセキュリティを最大限に性能が発揮出来るよう取り付けること。ボンネットやドアの開閉はもちろん、ガラスを割ればサイレンが鳴る。サイレンを外してもサブのサイレンが鳴り続ける、バッテリーを外されてもスタンドアロンで鳴り続けるシステムが必要になります。

またエンジンを掛けて逃走しようとするので、イモビライザーは2ポイント以上の追加が必須。直結して押し掛けもさせない仕組みにします。それでもウインチで引っ張ってトラックに乗せていく強者は居ますので、GPS追尾&通知としてSECOMをプラス。最新のSECOM第二世代(ジェネレーション2)なら、クルマからキーが離れた瞬間から見守りをスタート。車両が動いた(盗まれた)場合に電話やメールで直接知らせてくれます。

さらにオーナーが盗難だと判断すれば、SECOMが警察を呼び、連携してクルマを抑えてくれるので安心。通常、盗まれた後で警察に連絡しても動いてくれることはほぼありません。

出来ることは全て。

対策をせずに盗まれては、悔やんでも悔やみきれません。愛車に対して出来る対策は全て施してください。WORXはそのお手伝いをさせていただきます。ご相談は店頭へぜひお越し下さい。セキュリティ製品のため電話やメールではお話出来ない事もございます。お気軽にどうぞ。