スペシャル連載コラム Worx Tark Column by Yuichi Nakamura
Vol.03

どこに出しても恥ずかしくない仕事を目指す

2017/07/21 update

多くの施工例を見てデータを蓄積してきました。

お陰様で長年カーセキュリティに携わり続けることができました。その中で他社で取り付けた製品も数多く見ることになりました。配線の繋ぎ方ひとつを取っても各々インストーラーの顔が見えるようで、個性があります。「あの店のあの人の施工だな?」なんて判っちゃうこともあります(笑)。当然施工の方法により耐久性や見栄えにも差が出てきます。

多くの施工例を見てデータを蓄積してきました。

多くの施工例をチェックしていく中でバッテリー内蔵サイレンの正確な寿命や、サイレンの設置位置や方向の最適解も分かりました。ちなみにバッテリー内蔵サイレンはワークスのメニューとしては必須のアイテムです。よくお客様に言われる「バッテリー外されたらどうなるんですか?」という質問に対する最適解でもあります。電源がなくてもサイレンだけ鳴り続けられるバッテリー内蔵サイレンなしでは片手落ちみたいなものです。

見えない部分にこだわっています。
抜き打ち検査してください。

また、うちではいわゆるビニールテープやタップは使用せず、耐久性の高いチューブやネット、熱収縮材などをチョイスしています。これも余所で過去に施工されたものを見て、これは何年も持たないなと確信したから。他人が取り付けたセキュリティを見て「酷いなこりゃ」と思うことはありますが、自分が付けたクルマはどこで見られても恥ずかしくないという自負があります。

見えない部分にこだわっています。

「よくここまで手間ひま掛けたな」と、同業であっても思わせる、それだけの事をしている自信があります。セキュリティというものは全てパネルの裏に隠れてしまって、そのクオリティはユーザーさんにも見せることができません。だからこそ手を抜かない。何か別件で内装を剥がして中を見たときに「ここまで綺麗に施工していたんだ」そう思われたいですね。

あらゆる手段から守りつつ、存在を感じさせないWORXのセキュリティ。

最近では純正キーレス連動が当たり前になりましたので、操作の煩わしさなどはありません。イモビライザーやリモコンの電波をコピーされても、第二、第三のイモビライザーを設置してエンジンを掛けられないようにします。

例えばオーディオのチャンネルボタンでセキュリティを解除するように設定することも可能です。完全なるプロの犯行を防いでなんぼ。これがプロのセキュリティ屋です。ただ、プロの盗み屋がセキュリティが取り付けられているのを見てスゴスゴと引き返したとしても、その実績はオーナーさんにも私にも分からないというのが、なんとも残念なところ。

あらゆる手段から守りつつ、存在を感じさせないWORXのセキュリティ。

しかし、最近はドライブレコーダーとの連動も可能になりました。停車中もセキュリティのセンサーの反応に連動して録画をスタートします。近接した、クルマに振動を与えた、ジャッキアップしたなどの行為を動画で確認できるようになります。(近接センサーはかつて流行っていたのですが、ネコが乗っかったり木の葉が落ちた際にも反応するので最近は好まれていません。完全室内保管などの方にはお勧めできますが)

私が完璧に施工した車両でも、力技(ちからわざ)には敵いません。雨の日など音が届きにくい状況で、サイレンが鳴っても構わずリフトアップして、業者を装ってトラックに積み込んでしまう強者もいます。ガレージ内だから安心?そんなこともないのです。単純な構造のシャッターキーを開けて、簡単に乗り逃げしていく連中が沢山います。それでも泣き寝入りしたくないですよね。ご安心ください現代はGPSがあります。WORXでは位置情報を飛ばすシステムもしっかり用意していますので、盗難された先へ警備員が駆けつけることができます。したがって、最悪一旦盗まれても取り返すことができるのです。

守るだけがセキュリティではありません。
使い方色々です。

さらにセキュリティをクルマのシステムに組み込むことで、エンジンスターターを追加したりオープンカーのルーフ開閉などもリモコンでコントロールも可能になります。これらは他社で断られた車種でもWORXなら対応可能ですのでぜひご相談ください。

守るだけがセキュリティではありません。使い方色々です。

また、ロック解除と同時にライトを点灯させて、広い駐車場で自車を見つけやすくするなど、様々なギミックが加えられるのです。こういった部分もアイデアや施工数がものを言うかも知れません。遊び心があれば、セキュリティ機能以外に活用することも出来ちゃいます。せっかくセキュリティに費用を割いていただくのですから、便利機能やギミックで楽しんでいただきたいです。愛車をリモコンひとつでコントロール出来るようになると、愛着もひとしおですよ。