WORXについて

WORXは顔の見えるお付き合いを大切にしています。

ワークスオートアラームは、カーセキュリティ購入のご相談から装着、操作説明、納車まで一貫してひとりの専属インストーラー(装着技術者)が対応します。

スペシャル連載コラム "WORX TALK by Yuichi Nakamura"

かつて、車両盗難が激増した時代には弊社も雑誌に取材されることが多く、セキュリティについて解説したり、当店の施工方法やポリシーについて語ったりする場があったのですが、最近はそういった媒体も減ってしまったので、数回に渡ってセキュリティについてお話ししたいと思います。

ワークスオートアラームについて

ワークスオートアラームのカーセキュリティは、セキュリティ相談、製品やオプションのチョイスから、実際の装着、そして納車説明までを、ひとりのインストーラー(装着技術者)が行っております。クルマをお預かりする時間は他店と比較して少々長くなりますが、ひとりの人間が一貫してお客様の担当をすることで、顔の見えるお付き合いができると思っております。もちろん、アフターサービスについても万全に対応させていただきます。

インストーラー 中村裕一

装着する職人にもこだわっていただきたい。

装着に関しては、ワークスオートアラームが一番気を使っている、こだわりの部分です。「Aという製品にBというオプションを加えた同じメニューの場合、どこのお店で装着しても同じなのでしょうか?」こういったメールをいただくことがよくあります。

当店の装着は、手間暇をかけて、より確実で、より被害から遠ざける方法をとっています。これは本体やセンサーの取り付け位置のチョイス、配線の接続方法などにも違いが出てきます。装着に時間がかかるとしても、センサーは最適な位置に取り付けます。

配線も、簡易な方式を選ぶこともできますが、それでは長期にわたって断線や漏電といったトラブルを防げないかも知れません。カーセキュリティという製品の性質上、ここで詳細を説明することはできませんが、ご来店いただいた方には、何が違うのか、こだわっているのかを、説明させていただいております。高価なカーセキュリティ製品ですから、装着する職人にもこだわっていただきたい、これがワークスの思いです。

また、ETC、ナビゲーション、オーディオ、レーダー探知機、HIDヘッドライトなどの電装アイテムに関しましても、カーセキュリティと同様のクオリティで装着いたしますのでご相談ください。量販店など、カーセキュリティの知識がないお店での追加装着は、セキュリティへの悪影響が出る可能性もありますのでご注意ください。

また製品持ち込みでの装着にも対応しておりますのでご相談ください。主な取り扱いカーセキュリティはクリフォード、ゴルゴ、バイパー、フォース、ココセコムです。このほかの製品も取り扱っておりますので、ご希望の製品がある場合はお申し付けください。 業者の方からの装着依頼にも対応しておりますのでお問い合わせください。

ワークスのこだわり

配線接続

耐久性、信頼性を高めるためにワークスが行っている接続方法をほんの少しだけですが紹介します。
非常に手間と時間のかかる作業ですが、あえてそれを選択しているのがワークスの装着です。既に装着されている、愛車の電装品装着配線と比較してみてください。

Before
バッテリーのターミナルに様々な配線が取り付けられ、余った配線がフロントに束ねられています。
After
このようにすっきりさせました。WORXでは配線の引き直しも得意としております。

DIYでぐちゃぐちゃになってしまった配線、量販店の施工に納得がいかない場合などご相談ください。

配線は全てオリジナルのチューブに通します。収縮チューブや写真のメッシュタイプのものなど、シチュエーションや配線の太さなどに合わせて最適なものをチョイス。LEDやバレースイッチなどは予めギボシを接続し合い番を振っています。これはメンテナンス性を高め、ディーラーなどWORX以外でのメンテナンスに出した際に配線を傷めることなく取り外して貰えること、また元に戻す際に配線間違いしないための番号です。

Before
After

「余所にメンテナンスさせないでくれ」と言うのは簡単ですがカーライフというものは、そう簡単にはいきませんよね。

セキュリティには様々な配線が接続されカラーもバラバラですが、チューブにより黒に統一しセンサーやリレーはウレタンで巻いて保護。車種により配線を最適な長さでカットしていますので、車内に余った配線がグネグネとのたうち回っている…なんてこともあり得ません。カプラーは万が一に備えてホットボンドで固定しています。

Before
After
After
After

こちらのナビ純正配線を右の画像のように新規配線も使って引き直します。純正配線を余らせたまま接続も可能ですが、ノイズやトラブルの原因になります。

またカプラーなどがボディと接触する際にも音が出ますので、フェルトテープやビニールチューブ、収縮チューブやスポンジなどを使ってまとめています。コルゲートチューブとビニールテープというDIY素材は使用しておりません。見えないところですが、こういったところにこそ気を使いたいと考えております。

ナビゲーション本体は、カーペット裏より固定したMDFボードにネジ留めしています。両面テープ&マジックテープなどではカーペットを痛めますし、熱により両面テープが溶けてべとべとになってしまいます。

上の配線のように既製品のギボシカバーは使用しません。下のようにハンダ付けしたギボシに2種類の収縮チューブ(熱で縮みます)をかぶせ、さらに耐久性の高い接着剤を使用して水分の侵入、リークなどを防ぎます。

装着前のパーツ

プラスチック製のコルゲートチューブでは、配線にやや負担がかかるので、場所によっては柔軟性があり、よりフィットするチューブを使用します。

配線と配線を繋ぐ際に、ワンタッチの簡易式金具などは使用しません。

専用の金具で留めた後に、しっかりハンダ付けし、さらに収縮チューブをかぶせます。

カーセキュリティ NG集

危険な配線処理

カーセキュリティ装着の際に、こういった配線処理を見つけることがあります。絶縁体ではないガムテープでの補修や、均一ではないハンダ付けなどはショート、車両火災の危険もあります。こういった事例を見つけ次第、オーナーさんへお伝えのうえ、適切な配線処理を施しております。セキュリティとは関連のない配線であっても、このまま放置しては危険だからです。

配線割り込みが、あまりにも美しくなかったので取り外して施工しなおしました。WORXの施工ではこういった素人のDIY的な割り込み配線は作りません。また、このような位置(これでは解除に時間がかかりません)で割り込ませることもいたしません。

配線割り込みが、あまりにも美しくなかったので取り外して施工しなおしました。WORXの施工ではこういった素人のDIY的な割り込み配線は作りません。また、このような位置(これでは解除に時間がかかりません)で割り込ませることもいたしません。

タップを使って配線を割り込ませるとこのように配線が切れてしまいます。いずれは振動などで完全に断線してしまうでしょう。DIYでオーディオなどを付けるとしてもこれはオススメできません。弊社ではこういった配線があれば引き直します。

上段の配線は適切な処理にて修復しました
↓↓↓
After
After

他店やDIYでの装着例

WORXに持ち込まれた車両のナビやオーディオ、セキュリティの配線です。量販店での施工だけではなく専門店でのセキュリティ装着もありました。正常に動作していても余った配線を束ねていては今後トラブルが出かねません。

フロアカーペットの下に置き去り…、インパネの中にごちゃごちゃに…などの処理がよく見られます。
当店ではこういった既に装着されたユニットの配線処理も承ります。

内装と共締めされていたために、完全に潰れてしまった3本の黒い配線。これではいつショートしてもおかしくありません。見えない部分に危険が潜んでいました。

タップを使っての接続は、配線切れの恐れがあるのでWORXでは絶対に使いません。ハンダと絶縁をしっかりしないと車両火災の恐れもあります。

ハンダがしっかりと配線に行き渡っていません。見えないところだからこそ、しっかりとした仕事を心がけたいものです。

乱雑に余っていた配線を、綺麗に処理しました。

ボンネット内の見栄えにも気を使って美しく処理したいですね。

Before
After

DIYも含めターボタイマーなど多くの電子パーツを取り付けて配線が増えすぎてしまった様です。ヒューズボックスへの多数の割り込みやエレクトロタップでの装着はおすすめできないですね。

34GT-Rのパネルを外すと、バイパーがぶら下がっていました。この状態では本体が振動などにより故障する可能性があります。配線処理も丁寧とは言えませんね。

配線はすべて黒いテープで巻いていますが、WORXではこの状態の配線は綺麗な作業とは言えません。

こちらもGT-R。ユニットには衝撃を吸収するスポンジが巻きつけてありますが、その下はガムテープです。コルゲートチューブやテープでの配線処理も美しくありません。余った配線もたるませたままで適切な長さへのカット&処理がなされておりませんでした。

雑なハンダが施され、さらに普通のビニールテープで巻かれているだけでした。

シフトレバーの横に余った配線が溜まっていました。可動させるシフトだけにトラブルが出かねません。

コンソール、パネル裏がもの凄い状態でした。やりがいのある施工例ですね(苦笑)。

クリフォードが装着されているとのことでダッシュボード内を覗いてみると、タイラップで留めてあるだけの配線と本体が見えました。

タイラップを切るとこのようにダラーンとぶら下がってしまいます。このような装着ではいずれトラブルが出てしまいます。細かいところですが配線に巻いているテープも丁寧ではないようです。